日本財団 図書館


ご祝辞

 

岡谷市

市長 林新一郎

 

005-1.gif

 

白く輝く遥かなアルプスや八ヶ岳等山並みの残雪と、黄色い可憐な花をつけたふきのとうが春の訪れを感じるこの好季に、本市を会場に第3回日本太鼓ジュニアコンクールが盛大に開催されますことは、誠に喜ばしく、心からご歓迎を申し上げます。

出場者の皆さんには、日頃鍛えられた練習の成果を十二分に発揮されますようご期待申し上げるものであります。

「太鼓」につきましては、古来より情報伝達の手段・祭礼等、日本人の生活の一部として、受け継がれてきたものであります。そして今日、営々と培われた卓越したその技とリズムは、我々の心を揺り動かし、生命感・躍動感漲る響きとそこに生まれる音色は、今や世界に誇る優れた文化であります。

本市におきましては、恵まれた自然や都市機能の集積を活かしながら魅力あふれる都市を目指し、市民総参加のもとに「人と自然が共生する健康文化産業都市」の実現に向けて展開しているところであります。

また、太鼓のまちとしても力を入れており、昨年第31回市民祭「岡谷太鼓まつり2000」を開催し、1つの曲を同時に奏でる300人揃い打ち、また子供から大人までオリジナル太鼓を用いての「2000人揃い打ち」「世界和太鼓打ち比べコンテスト」等、全国各地からも多くの方々を迎えることができました。

このたびは、さらに全国の優れた技術を誇る子供たちが一堂に会し、本コンクールが本市で開催されますことは重ねての喜びでありますし、必ずや多くの方々の感動と共感を呼び起こすものと確信するものであります。

終わりに、出演されます皆さんのご健闘をお祈り申し上げますとともに「財団法人日本太鼓連盟」のますますのご発展をご祈念申し上げ、歓迎の言葉と致します。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION