平成9年9月より、美濃市内在住の主婦12名が集まり、「美濃小倉太鼓」が生まれました。現在、服部勝利先生のご指導のもと、毎週金曜日の練習、また、毎週月曜日には自主練習にと“レベルアップ”に励んでいます。そんな練習を重ねながら、ボランティア活動として、主に福祉施設への慰問及び各種イベント等への参加。また、ボランティア活動団体及び太鼓芸能にかかわる諸団体との交流に努めています。
見えない目から涙を流したり…、駆け寄って私達の手を堅く握り締めて再会を乞う人達…。
そんな出会いに勇気づけられ、励まされ、それが嬉しくてたまらない太鼓好きなメンバーです。平成10年10月3日スポレク岐阜、平成11年10月24日第14回国民文化祭、11月28日第3回日本太鼓全国フェスティバルに出演しました。
18 創作・男体雷太鼓(そうさく・なんたいかみなりたいこ)…栃木県
演奏曲 野州豊年祈り太鼓(やすほうねんいのりたいこ)
「男体雷太鼓」の出演にあたりまして、栃木県の誇る霊峰「男体山」の片鱗に少し触れてみたいと思います。
〜うば玉の黒髪山を朝こえて
山下露に濡れにけるかも〜
古くから万葉集にも歌われ、今も「県民歌」や県下多くの学校で校歌の中に歌われています。日光連山の主峰・男体山はその名の示すとおり、秀麗かつ雄大な山容を誇り古来より栃木県のシンボル・そして県民の心の支えとして2480メートルの高さとともに君臨しています。
今回演奏する「野洲豊年祈り太鼓」は、平和に明け暮れる野洲の国、春夏秋冬の中に、五穀豊穣を願う農民の心、作物を実らす日の光り、めぐみの雨乞い…全てを天の神に祈り、地の神に誓う、和やかな中に勇壮な流れ打ちのリズムです。