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4.11 真鶴岩海岸1の海浜断面形状

 

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図4.12 真鶴岩海岸2の海浜断面形状

 

2] 底質

中央粒径は、2測線で0.171〜0.220mmと比較的細かく、海浜中央の1のMSLでは若干小さく海浜北端の2ではHWLで小さくなっている。地盤高による顕著な差はない。

IL値は0.63〜4.64%であり、岩海岸1では粒度が若干小さかったMSLで小さく、岩海岸2ではLWLで大きくなっている。両測線ともLWLで大きな値を示した。

COD値は、IL値が高かった岩海岸2のLWLで高い値を示した。ORP値は、両測線ともHWLで他の2点よりも若干高くなっている。

 

表4.20 真鶴町岩海岸における底質調査結果

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3] 底生生物

底生生物は、2測線を合わせて4種のみの出現であった。

岩海岸1ではHWLでヒメスナホリムシが1個体/m2の出現で、ILやCOD値が高かったLWLでは環形動物門3種が出現した。MSLで生物は認められなかった。

岩海岸2では、HWLとMSLでは生物は見られず、LWLでスピオ科の一種が見られたのみであった。

 

 

 

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