2] 底質
中央粒径は、2測線で0.171〜0.220mmと比較的細かく、海浜中央の1のMSLでは若干小さく海浜北端の2ではHWLで小さくなっている。地盤高による顕著な差はない。
IL値は0.63〜4.64%であり、岩海岸1では粒度が若干小さかったMSLで小さく、岩海岸2ではLWLで大きくなっている。両測線ともLWLで大きな値を示した。
COD値は、IL値が高かった岩海岸2のLWLで高い値を示した。ORP値は、両測線ともHWLで他の2点よりも若干高くなっている。
3] 底生生物
底生生物は、2測線を合わせて4種のみの出現であった。
岩海岸1ではHWLでヒメスナホリムシが1個体/m2の出現で、ILやCOD値が高かったLWLでは環形動物門3種が出現した。MSLで生物は認められなかった。
岩海岸2では、HWLとMSLでは生物は見られず、LWLでスピオ科の一種が見られたのみであった。