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6) 片瀬東浜海岸

本海岸は湘南海岸の核ともいえる江ノ島を挟んで東西に広がる片瀬海岸の一部で、夏季には大勢の海水浴客が訪れる他、散策などの観光客が周年訪れる。東を腰越漁港がある小動崎、西側が江ノ島に向かう砂州により挟まれ、正面に江ノ島と湘南港の防波堤があるため、比較的懐が深い半閉鎖的な海岸といえる。

 

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海岸の概況

位置:鎌倉市腰越〜藤沢市片瀬

形状:比較的大きな曲率を持つ中規模なポケットビーチ

延長:550m

底質:砂

背後:国道134号線の護岸

その他:江ノ島と小動崎に挟まれる。

東端は腰越漁港。

江ノ島と陸を結ぶ架橋と境川河口を挟む西浜海岸と対をなし、夏季には海水浴など利用客が極めて多いことで知られる。

透明度は不良。

 

 

1] 海浜断面形状

図4.7に海浜断面形状を示した。

HWLから背後の緩傾斜護岸(階段護岸)までの砂浜幅は約90mを有している海浜幅の広い海岸である。汀線付近の勾配は4.1%である。

 

 

 

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