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図4.4 葉山町大浜海岸1の海浜地形断面

 

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図4.5 葉山町大浜海岸2の海浜地形断面

 

3] 底質

大浜海岸1では、中央粒径値はHWLからLWLにかけて0.540〜0.860mmの範囲で緩やかに大きくなり、底質は砂から礫混じり砂となっている。一方、大浜海岸2ではHWLで0.522mmであるが、MSLとLWLでは3mm台と極端に大きくなっている。

ILはL-1では2.83〜3.81%で、L-2では3.24〜5.00%であり、大浜海岸2のHWLで大きくなっている。COD値はL-1で0.6〜0.7mg/g、L-2で0.4〜0.9mg/gであり、L-2ではILが大きかったHWLで、若干高い値を示した。酸化還元電位でも大浜海岸2のHWLにおいて他の地点よりも高い値を示している。

 

表4.7 葉山町大浜海岸における底質調査結果

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4] 底生生物

分析結果を表4.3、表4.4に示した。

底生生物は、大浜海岸1、大浜海岸2ともに少なく、L-1でイイジマムカシゴカイ科の一種がLWLで出現したのみであり、大浜海岸2でもHWLでスナホリガニ科の一種とスナゴカイ科の一種が出現したのみである。

 

 

 

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