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3) 葉山町大浜海岸

1] 海岸の概況

本海岸は葉山市の長者が崎と小磯と呼ばれる小規模な岩礁に挟まれる海岸で、背後には葉山公園が整備され、海浜とは階段で結ばれていて、アクセスは比較的容易である。また、隣接する長者が崎海岸とは小規模な漁港施設である堤防で分断されている。北端に下山川が流入する。

ここでは、堤防側の端部と砂浜中央部の2ヶ所に測線を設定した。

 

048-1.jpg

 

海岸の概況

位置:葉山町下山口

形状:小規模なポケットビーチが連続

延長:300m

奥行:

砂浜幅:20m

底質:砂

背後:葉山公園

その他:所々に岩礁が突出し、自然の突堤工の様相を呈する。

透明度は比較的良好。

 

2] 海浜地形断面

両測線とも砂浜幅は30m程度と短く、背後には葉山公園との境界の石積護岸となっている。汀線付近の勾配は、砂浜の端部に設定した大浜海岸1の方が急で、13.8%であるが、HWLより10m程度のところから背後の護岸までは、ほぼ水平な地形となっている。

一方、大浜海岸2では、汀線付近の勾配は12.4%とやや緩やかであるが、背後の護岸まで、勾配は急なまま護岸に達している。

 

 

 

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