吟剣詩舞だより
神奈川県総連、四十六回大会開催
平成十二年度第四十六回公認神奈川県吟剣詩舞道総連盟発表大会が九月二十四日(日)午前十一時から鎌倉芸術館大ホールにおいて盛大に開催された。
大会次第により十一時定刻西形興信大会副会長の力強い開会のことばで開始、小澤泰鵬同副会長の先導により、國歌斉唱、星野紫虹同副会長の会詩合吟と続きいよいよ一番、玉水慶洲会による「九月十三夜陣中の作」他三十七組の一般合吟の部が始まった。
最後は県総連選抜女子の「舟中子規を聞く」で締めくくった。
一時十五分清水忠鵬総務部長の司会により式典が行われ、小倉契秀大会会長挨拶は「県総連盟加盟の団体が心を一つにして結束すればより大きな立派な団体になるので皆なで協力して会員の増員をして項きたい」とのお話でした。ついで来賓祝辞では財団顧問の横山岳精先生、埼玉の内田隆洲先生、県総連最高顧問の筒井香隆先生、衆議院議員の石渡清晴先生、県会議長榎並寛先生のご祝辞を項き、特に横山先生のお話の中で「最近は特に礼と節の思想の基本が忘れられている。乱れている我が國の現状を憂いて是非吟剣詩舞道精神をもって青少年育成に力を入れ、今の世の中を浄化してほしい」と力強いお言葉に、参加者一同深く感動し私達の使命でもある、と心打たれるものがあった。其の後、御来席の先生のご紹介があり、(財)日本吟剣詩舞振興会会長笹川鎮江先生、他多数の祝電披露があり、一時三十分式典が終了。
続いて構成吟其の(一)「美わしき華と舞」が始まり、日本の心を吟じ舞う吟剣詩舞と、日本の自然や心を花に託す生花を融合し、日本芸術、世界の生け花として構成表現されていた。この後会長吟詠、顧問、来賓吟詠と味わいのある吟詠に、場内も堪能した様であった。
いよいよ県総連執行部による企画構成其の(二)「戦乱世に生きた人々」と題して、戦国時代の様子がことごとく吟剣詩舞で表現され、すばらしい大舞台に、盛んな声援を受けながらフィナーレを迎え、最後を大会正副会長の「富士山」で終了。矢沢凰慶大会副会長の閉会のことばにつづき、横山香風副会長により万歳三唱で午後四時四十五分盛会裡に幕をとじました。
(記録係 中田蕉苑)
全国朗吟文化協会 第四十回 吟と舞 秋の集い開催
十月十五日(日)晴爽の好日、東京九段会館ホールにて表題の大会が、財団後援のもと盛大に開催された。定刻の九時三十分、渡辺北辰大会副会長による開会の辞に始まり、国歌斉唱、朗吟道合吟は、矢作積峰、菊池吟正の両大会副会長先導で開演。
早速、第一部の合吟二十題に続き、第四部まで吟詠、剣詩舞とが披露され午前の部が、それぞれ盛大のうちに終了した。
十三時より、松岡萠洲大会副委員長の司会で式典開始。先ず岡村農潮大会副委員長の開式の辞、続く大会委員長挨拶では、浅間苔洲委員長が折悪しく出席できず、大石晨煌大会副会長が代読を務めた。
引き続き祝辞は、榊原静山、松永康路両最高顧問より、文学、医学両博士として専門的立場より、有意義なお話を伺った。
次いで祝電披露。伊丹嘉雪大会副委員長が、財団会長笹川鎮江先生の祝文を声高らかに詠みあげると、感激の大拍手。その他多数が紹介された。
小倉契秀大会会長の謝辞は、財団のご後援、また財団会長笹川鎮江先生より賜ったご祝辞、祝電のお礼の言葉併せ両最高顧問に対し深甚なる謝意を表明。また役員、会員各位にも大変気配りをされた挨拶があった。
閉式の辞は、三浦瑞宝大会副会長で式典終了。
午後は第五部七十七番より、第九部百七十八番までを、吟詠、剣詩舞とが一体となり調和よく続いた。
フィナーレは前田国敵大会副会長先導で、“日本を愛す”の大合吟が満堂を圧し、プログラムの総てを滞りなく時間内に終了した。
閉会の辞に続き、八文字剛洲大会副委員長による万歳三唱は、場内が天井を突きあげる程の感激で締められた。本大会は、二十一世紀の締括り、又、二十一世紀に向かっての第一歩を踏み出す足掛に相応しい、節目の大変格調高い大会であったと思う。
(事務局)
岡山県吟剣詩舞道総連盟創立四十五周年記念大会盛大に
平成十二年十月十五日(日)公認岡山県吟剣詩舞道総連盟創立四十五周年記念吟剣詩舞道大会が、加盟五十二団体の参加を得て、岡山県倉敷市民会館に於いて、午前十時より開催されました。高岡芳燿大会副委員長の国歌斉唱に続いて日枝師鵬大会副委員長の開会の辞、会員物故者黙祷があって、第一部一般合吟十九番の大合吟に剣詩舞が華をそえ、一糸乱れぬ競演に場内から拍手が絶えません。第二部は十一月十二日(日)日本武道館で行われる第三十三回全国吟剣詩舞道大会に岡山県代表として参加する朝翠流岡山女子のすばらしい発表、第三部は幼少年吟剣詩舞優勝者の発表と続き拍手のやむ間がない程すばらしい演技がありました。第四部役員吟詠合吟は、さすが指導者級であります。