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第十五回国民文化祭・ひろしま2000

全国吟詠剣詩舞道祭―平和の空・瀬戸の海に吟(うた)い舞う―

■平成十二年十一月五日(日)

■広島厚生年金会館

■主催:文化庁・広島県・広島県教育委員会 広島市・広島市教育委員会 財団法人日本吟剣詩舞振興会 財団公認広島県吟剣詩舞道総連盟 広島県吟詠剣詩舞連盟 第十五回国民文化祭広島県実行委員会 第十五回国民文化祭広島市実行委員会

 

新世紀に繋ぐ日本の心。明日に響け吟と舞い。

 

文化活動への参加機運を高め、地域文化の振興に寄与する国民の文化の祭典、第十五回国民文化祭・ひろしま2000が、「広がる生命輝く未来」をテーマに開催されました。なかでも広島市で行われた全国吟詠剣詩舞道祭は多くの愛吟家や剣詩舞愛好家の期待のもと、華やかに開催されました。

 

今世紀最後の舞台に詰め掛けた多くの人々

今世紀最後となる国民文化祭・全国吟詠剣詩舞道祭は、開場となる午前九時には多くの人で会場が埋め尽くされる盛況ぶりで、このイベントの人気の高さをうかがい知ることができました。

午前十時、荘厳な音楽と共に幕が開き、玉翠流一門の愛らしい子供たちによるオープニング「川の華かづら」が披露され、盛大な拍手を受けていました。つづいて、財団で活躍中の女流吟士による祝賀吟詠「祝賀の詞」が、華麗に吟じられ、さらに祝賀剣詩舞として全国コンクール優勝者による演舞が披露されました。「出郷の作」を吟詠・山岡三千世さん、剣舞・西村朗子さんが、「和歌・東風吹かば」を吟詠・尾崎冨美さん、詩舞・小野藍子さんが、大舞台にも関わらず堂々とした吟剣詩舞で、立派に勤め上げました。

そして、全国の各流各派、団体が出演する全国吟詠各流合吟発表は壮大なスケール感にあふれ、合吟の魅力を再発見させるにふさわしい舞台でした。

 

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広島厚生年金会館前で、開場を待つ観客の列

 

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吟詠剣詩舞道祭のオープニングは、玉翠流一門の幼少年が元気な舞台。

 

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全国の女流吟詠家代表が合吟する「祝賀の詞」

 

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式典で、笹川鎮江会長のあいさつ文を河田神泉副会長が代読した

 

 

 

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