バンクーバー市民からブラボーの歓声! 日本の「吟剣詩舞」を披露
第四回ジャパン・カルチャーミーティング・カナダ大会二〇〇〇に「吟剣詩舞代表団」を派遣
財団法人日本吟剣詩舞振興会では、ジャパン・カルチャーミーティング(会長明石康氏=元国連事務次長)の主催する第四回ジャパン・カルチャーミーティング・カナダ大会に吟剣詩舞代表団の派遣(九月二十一日から二十七日まで)を行いました。これは第一回アトランタ大会(平成七年九月)、第三回ベトナム大会(平成十年十一月)に引き続き吟剣詩舞が参加したもので、今回の大会では参加者総員六十三名の内、吟剣詩舞が四十六名を占め、公演の中心的存在となりました。
吟剣詩舞代表団は、財団の河田神泉副会長、入倉昭星常任理事とその社中(七名)、早淵鯉操評議員とその社中(七名)、大石晨煌評議員、榊原静慧評議員とその社中(三名)、杉浦容楓評議員社中(杉浦英容氏ほか十一名)並びに小林北鵬氏ほか九名の財団少壮吟士など、別項掲載の四十六名のメンバーで参加しました。
公演は九月二十二日(金)午後一時から三時までの予定で、バンクーバ市ブリティシュ・コロンビア大学(UBC)チャンセンター・コンサートホール(音響の良さでは世界的で、三指に入るといわれる)で開催されました。
当日は快晴ともいえる好天に恵まれ、UBCチャンセンターホールには、バンクーバー市の日系カナダ人の皆さんを中心に大学、高校生など、約九百名が来場、入場整理に手間どり五分遅れて開演するほどの盛況となりました。
吟剣詩舞の公演は『剣舞詩舞・日本の詩歌(うた)』、「その一・日本の自然」、「その二・日本のこころ」、「その三・日本の海」と題して、和歌・敷島の(本居宣長作)、富士山を詠ず(柴野栗山作)、大楠公(河野天籟作)、天草洋に泊す(頼山陽作)、宝船(藤野君山作)など十二題の吟剣詩舞を披露しました。
吟剣詩舞の公演時間は約一時間、フィナーレでは二階席からブラボーの歓声が掛けられるなど、たいへん盛り上がった舞台を披露することができました。
公演終了後の翌日は、バンクーバー市内観光、二十四日には空路カルガリーへ飛び、カナディアンロッキー観光などを楽しみ、九月二十七日夕刻、全員無事帰国しました。