財団法人日本吟剣詩舞振興会の第八十二回理事会と第六十六回評議員会が六月三日(土)午前十一時から東京・三田の笹川記念会館四階会議室で開催されました。
会議は評議員会、理事会の順に平成十一年度の事業報告書と収支決算の承認に関する件などの議題について慎重審議されました。
笹川鎮江会長は、会議冒頭のあいさつで、役員に対する報告事項を発表したあと、議題の中の平成十三年度事業計画及び収支予算について説明を加えられ、近年の経済状況の変動など、財団を取り巻く環境はたいへん厳しい状態にあることから、平成十二年度の財団自主テレビ放送の中止並びに平成十四年「新春のつどい」をお休みするなどの方針を打ち出したことを述べ、これは翌年の平成十四年度に財団創立三十五周年を迎えることから、この記念事業を計画する際の資金的余裕を持つことを考慮してのことであるとの説明を述べられたあと、寄付行為に従い議長となり、それぞれの議事が進められました。
この日審議された議題は、
一、平成十一年度事業報告書及び収支決算の承認に関する件
二、平成十一年度剰余金処分の議決に関する件
三、平成十三年度事業計画及び収支予算の議決に関する件
四、平成十三年度日本財団(財団法人日本船舶振興会)の助成金交付申請の議決に関する件
五、常任理事会の設置及び運用に関する規程の改正の議決に関する件の五議案で、笹川鎮江会長(議長)より、理事、評議員の皆さんに議案が提示され、詳細を河田神泉副会長及び矢萩保三事務局長が説明を行った上で、監事による監査報告が行われるなど、それぞれ議案は原案のとおり、可決承認されました。