敬子 「あの時は棄権するかなと思うぐらい緊張して、出る三番前ぐらいに気分が悪くなり、もう止める、と聞いたら…」
倫子 「中国大会で全国大会へ行くように選ばれたのだから、みんなの分まで吟じないといけないから、と言って吟じました」
敬子 「それを見ているこちらが、泣いてしまいました。よくがんばってくれたなと思い、賞よりも、違った何かを子供から教えてもらったような気持ちになりました」
今回の決勝大会は緊張しなかった?
倫子 「緊張はしましたが、前ほどではありませんでした」
二位という成績をどう思う?
倫子 「一生懸命に吟じたので満足です」
河田先生はどのようなお立場ですか?
河田 「私のところには決勝大会に出る前に習いにきます」
筋はいかがですか?
河田 「素晴らしいものを感じます。両親がよく教えていると思いますね。だから、私のところに来ても、技術的にどうのとかではなく、精神的な何かを得てくれればと思っています」(笑)
今回の決勝大会で気をつけたことは?
敬子 「私がアドバイスできるのは、普段着物を着ませんので、大会一週間前からは着物を着付けて練習させました。あとは舞台の出入りぐらいしか見てやれませんから、できる限り当日の感じを出して、後は精一杯やるようにと言いました」
詩吟は楽しいですか?
倫子 「はい、楽しいです。とくに、声を大きく出すところなどは楽しいです」
嫌になるときはありませんか?
倫子 「それはありません」(笑)
詩吟のほかに何かしていますか?
倫子 「エレクトーンをしています」
妹の詩吟を聴いて、何かある?
憲一 「すごいと思います」(笑)
ライバル心のようなものはある?
憲一 「少しあります。負けたくないです」
倫子ちゃんはどうなの?
倫子 「別にありません」(笑)
妹さんも詩吟をはじめたそうですが?
敬子 「小学校一年になったらはじめようね、と言っていましたので」
妹がはじめたことは気になる?
倫子 「気にはなりませんし、一緒に練習できるので楽しいです」
これからは少年の部になりますが、意気込みは?
倫子 「一応、優勝を狙います」(笑)
そのためには何をしたらいいと思う?
倫子 「とにかく練習です」
敬子 「伴奏テープを使用するので、タイミングや音感を養いたいと思います。まあ、子供はそうしたことに敏感ですし、練習しだいで上達するのも早いと思います」
河田 「確かに子供は音感などに優れていますので、教えるほうが間違っていると、そのまま覚えてしまいますから、教える側の勉強も大切ですね」
詩吟で悩んだときは誰に相談するの?
倫子 「お母さんです」
お父さんには聞かないの?
倫子 「…」(笑)
これから中学生になるけど、詩吟は続ける?
倫子 「続けていきたいと思います」
みなさんの方から倫子ちゃんに助言などありますか?
河田 「幼年で準優勝を取りましたが、少年ではさらに目標を高く持ってがんばって欲しいと思います。素晴らしい吟剣詩舞を継承する意味で、これから先も続けていって欲しいと思います」
稔彦 「自分なりにがんばって、詩吟を楽しんでもらいたいと思います」
敬子 「共通の話題が家族にあることを喜びたいですし、このまま明るく、楽しく、前向きに、日本の伝統芸術を小さな使者として広めてくれたらと思います」
最後に倫子ちゃん、何かありますか?
倫子 「お母さんのような詩吟をしたいですし、目標でもあるので、がんばって練習し、目指します」
本日はインタビューにお応えいただきありがとうございます。ご家族のご活躍をお祈りしています。