日本財団 図書館


三笠宮妃総裁・恩賜財団母子愛育会奉賛

日本人の心をうたう吟詠芸術の祭典

平成十二年度 全国名流吟剣詩舞道大会

 

日時・平成十二年五月五日(子供の日)

場所・北海道厚生年金会館

主催・財団法人 日本吟剣詩舞振興会

後援・文化庁、北海道、札幌市、NHK、読売新聞北海道支社、朝日新聞北海道支社、毎日新聞北海道支社、日本経済新聞札幌支社、産経新聞札幌支局、北海道新聞社、北海道放送、札幌テレビ放送、北海道文化放送、北海道テレビ、テレビ北海道、北海道文化団体協議会、札幌文化団体協議会

 

北の大地に響き舞う、美しき日本の伝統。

 

春最大のイベントとして今回で二十九回目を迎える「全国名流吟剣詩舞道大会」が五月五日子供の日に北海道厚生年金会館で開かれました。当代随一の吟剣詩舞道家が登場する大舞台とあって、期待に胸を膨らませた愛吟家や剣詩舞愛好家が早朝から会場に訪れていました。

 

003-1.jpg

早朝から列び、開場を待つ入場者(厚生年金会館正面)

 

003-2.jpg

式典で笹川鎮江会長挨拶を代読する河田神泉副会長

 

003-3.jpg

三笠宮妃殿下のおことばを携えて挨拶される恩賜財団母子愛育会理事長・上村一氏

 

003-4.jpg

堀達也北海道知事の祝辞を代読する嶋田裕司北海道環境生活部生活文化室長

 

003-5.jpg

桂信雄札幌市長の祝辞を代読する三井尚札幌市市民局長

 

 

少年少女の演舞に感動の大拍手

開演時間前から会場に長蛇の列ができる光景は、「全国名流吟剣詩舞道大会」では見慣れた風景であり、人気の高さを感じる瞬間でもあります。それもそのはず、当代きっての吟剣詩舞道家が顔をそろえ、日本全国の名流各派の宗家、会長が一堂に会する舞台は、めったに見られるものではないからです。しかも、子供の日特別企画や財団の構成番組など、内容が充実しており、この日を待ちわびている人が多いのもうなずけます。

午前十時、主催者と出演者一同が舞台に勢ぞろいしました。その中に笹川鎮江会長のお姿もあり、引き締まった雰囲気に包まれて河田神泉副会長が「開会のことば」を力強く告げました。

大会は式典を含み四部から構成されていました。第一部は第二十八回全国少壮コンクール決選大会入選者の部で、一番手から八番手までが初入選の方々、九番手から十二番手までが二回入選の方々、十三番手から最後の十五番手が見事少壮吟士候補になった方々でした。皆さん朗々と吟じ、なかでも少壮吟士候補は自信にあふれた立派な吟詠を聴かせてくれました。

第二部は一般の部で、日本全国から選まれた各流各派の宗家、会長が出演されました。一番手、二番手は、地元北海道地区連絡協議会の男性、女性による合吟で、以後五十番目まで、日頃精進してきた力を晴れの舞台に思う存分ぶつけ、堂々と、時には力強く時には優雅に吟じきりました。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION