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産業体験事業というのもつくられて、4年間で利用者371名で、定着率55%という感じですね。ですから、いろいろなところを体験しながらも、55%ということは、200人ぐらい4年間でこの制度を使った人がUIターンで定着したということになるので、単独の町村の努力だけではなかなか難しいところを随分県が補完してやってるなというような感じは受けました。

柴田委員長 55%というのはやはり随分高いんでしょうね。

ほかに何か御意見ございませんか。

金子課長補佐 関連してなんですが、私どもの室でやっている表彰のお話が先ほどございましたが、その中で、宮崎の西米良村というところのワーキングホリデー制度を今年表彰しております。それは、1週間程度役場の方で宿も確保しまして、仕事を体験してもらうというものです。都会の若者にとってはリフレッシュになって、割と気楽に来てもらえているようです。その中から、西米良村に定着する人もでてきています。

もう1つ、隣の地方都市整備課の方で中心になって、地域づくりインターン制度と呼んでいるんですが、同じように若者に体験として仕事をしてもらう制度を始めております。非常に応募が多くて、受け入れ側が定員を増やして対応したりしているとのことです。

だから、Iターンをしたい、Uターンをしたいというニーズはそれなりにあると思いますので、もっといろいろな取り組みなりPRなりを市町村が進めることでまた新しいニーズができるんじゃないかと感じます。農業とは限りませんが、何らかの仕事を用意して体験してもらうという取り組みのような定住の前段階としての体験、お試し制度というのも大事ではないかと思います。

柴田委員長 そうでしょうね。いきなり住めって言われたって困るんで、やはり体験をしてみて、足入れ婚でもないんだけれども(笑)、足入れ婚じゃちょっと困っちゃうんだけれども、そういうことならいいでしょうね。

国土を広く使うという意味でね。過疎地域というのは国土の約5割でしたか。

太田委員 1ついいですか。今度の調査で2つの町を回って、ターン者との懇談で、両方の町とも、なぜうちが過疎なんですかっていう質問が出た。これには驚いたですね。そういう意識がだんだん少なくなってるんですかね。

柴田委員長 欧米には過疎という概念はないです。アルプスの山の中ならアルプスの山の中でそれなりにいいんだという認識ですからね。

太田委員 それで、過疎の市で新幹線の駅があるというところもあるんですよね(笑)。新幹線がとまる過疎なんて何だいっていう。それはちょっとおもしろかったですね。

柴田委員長 それはそうですね。何か我が国の市町村は、役に立っても立たなくても地域指定がなきゃ困るとかいう感じで、決算カードでも、何かいろいろ地域書いてあって、○がみんなついてるととても得したような気がするっていう、妙な習慣があるんじゃないんですか。

それでは、ここら辺で終わってよろしゅうございましょうか。ちょうど2時間ちょっとということで、それではどうも。

一同 ありがとうございました。

−了−

 

 

 

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