それは、その集落の中で日常の生活をするということもそうですが、例えば農業で入るなどというと、ある農産物を生産をしたいというときに、そこで親身になって教えてくださるリーダー格の人。農業生産は、Iターンのほとんどの方が素人で入ってくるでしょうから、そういう方々に親身になって指導してくださるような一般の方の存在、中間者の存在ということが、UIターン者をふやす、あるいは、その方々に定着をしていただくというためには非常に大きな要因になっているのではないかというふうな気がいたしました。
とりあえず以上です。
UIターンと農業
柴田委員長 ありがとうございました。
ひととおりお話をいただいたのでございますが、実は、近岡さんから御紹介があった調査なんですが、58年の調査には直接携わった方はここにはいらっしゃいません。あるいは、松野先生なんかはよく御存じの先生方ばかりでございますから、あるいは前から御存じだったかもしれません。
平成5年度の調査というのは、ちょうど私や青野さんがやった調査と同時に宮口さんがやりまして、宮口さんの方の調査で、これは、過疎地域というものが昔の人口を取り戻すという目標を立てるというのは誤りであって、今いる人たちがどれだけ幸せに、そして、その地域がどれだけ活性化するかというのが大変大事だということをはっきりおっしゃったということで僕なんかには記憶があるわけです。
それから、私や青野さんがやったのは、先ほど近岡さんがお話しになりましたように、91、92両年度とも人口が増加したというのが55町村あったわけですが、その55町村について、人口がこれからふえていくのかなというようなことで過疎脱却かなと思っていたのでございますが、1つは、住民基本台帳人口が時々いろいろな操作がありまして、前にやった住民基本台帳人口の間違いを直していく過程で本当の人口増でないということがばれたというのがあったり。それから、非常に特殊な大工事があるとかというようなことでふえたので、どうして私どものところが両年度ふえたんでしょうというのを向こうから逆に聞かれるようなこともありました。
一部には、例えば会津の方で、東武電鉄が延びていって、かつて野岩線という計画がありましたが、会津の田島の辺りまで浅草から直結したわけですね。それで過疎脱却したと称していたところもあったんです。ただ、先ほど聞くと、それもまた今度の指定団体になっているから、過疎脱却は幻の夢に終わったんだなという感じがいたします。