それと、もう1つ今回非常に特徴的だなと思ったのは、北海道は新得町というところ、大分県は九重町というところへ行ってきたんですが、新得町は十勝圏内では札幌に一番近いというのが売りの1つなんですね。それから、九重町は大分県なんですが、福岡から1時間というのがやはり売りの1つなんです。ですので、周辺の市町村とどれだけ道路条件、交通条件がよくなるかというのとあわせて、毎日通うというわけではありませんが、例えば週に1度とか月に1度ぐらい、あるいは、半年に1度ぐらい、ちょっと息抜きにそういう大都市、地方中核都市レベルぐらいのところへ気軽に行ける、そんなに無理せず行けるということも重要な要素になっているのかなという気がしました。
そうすると、交通条件の悪いところはそういう見込みは全然ないのかというと、必ずしもそうではなくて、今回UIターン者の方のお話を伺いましたが、お1人の方は、インターネットでいろいろメールの交換をしたりしている。現地で実際に生活しているところを見せていただけませんかということで、写真を送ってくださいというふうなお話をしたんですが、デジカメで撮った写真をメールを使って配信をする。そういう意味では、道路のインフラもそうなんですが、それに加えて通信のインフラというものもやはり重要な要素になってきているのではないかと思います。
通信のインフラは、道路に比べると、多少条件の悪いところでも整備しようと思えばできる可能性がありますので、そういう意味では、道路とあわせて通信のインフラの整備ということもこれからのUIターン施策、UIターン者をふやすというためには重要な要因になるんだろうという気がしました。
あと2つお話しをしたいんですが、太田委員の方からも、役場の職員の応対でそこへ行くか行かないかを決めるという話がありましたが、やはり私も同じようなお話を伺うことができました。お見合いという話がありましたが、やはりUIターンをする側、特にIターンですが、そこの町に行きたくてというふうなケースもありますが、幾つかの複数の市町村をてんびんにかけているということがあるんだろうと思うんですね。その中で、相手からどういう反応が返ってくるかを見極めながら自分が行くところを決めていくというふうなことがあるんだろうと思います。ですので、UIターンを受ける側の町村がどんな対応をしてくれたのか、あるいは、どんな対応をしているのかということが、UIターン者をふやすキーになる部分の1つだろうという気がいたしました。
役場のそういう姿勢というのも大切なんですが、もう1つ着目したいと思ったのは、UIターン者が定住をする、あるいは、その集落で住まうというときに、そこで地元の人とUIターン者をつないでくださる人、例えば、地域の世話役ではないんですか、UIターン者がそこに住むということについていろいろと世話を焼いてくださる方、間に立ってくださる方の存在というのが非常に大きな気がいたしました。