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あるいは、弥栄村というのも、道路が整備されてトンネルが掘られてというようなことで、近隣の浜田市という中心都市に40分強で通えるようになったということがあって、Uターン、Iターンが非常に進んでいるというようなことが第1番目の印象でしたね。

2番目は、時代の流れという点でいえば、確かに地方都市に一定の企業が80年代後半から90年代前半に出てきたということ、それから、収入は減っても地方都市で働き場所があれば、生活するところは自然の中で土なんかをいじりながら生活したいというような人たち、そういう発想がかなり一般的になってきているんだなと。ですから、先ほどお話があったように、家を継ぐためというようなことではないUターン者、Iターン者の比重が非常に多いというふうに感じました。

それから、主体的なという点でいえば、特にそういうUターン者、Iターン者に対しては、自治体の側が住宅政策を非常に積極的にやっている。ですから、かつては自分の跡継ぎだから自分の家へ帰ればということだった。最近は、そうではない人間に対し、団地をつくったり、安い公営住宅を整備したり、つなぎの空き家を斡旋したりとかいうような、働き場所は近隣で、住むところは自分の町というふうな形でやっている。働き場所の周辺には幾つも自治体があるはずなんですが、住むのは住宅整備をしているというところに非常に来るようになっているなという感じがしました。

農林業の方もこの2つは特徴的なんですが、ちょっと話し過ぎてもいけませんので、またその点は後で触れさせていただきます。

柴田委員長 それでは、松野先生とりあえずよろしいですか。

それでは、小田切委員。

 

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小田切委員 私は北海道と九州と、遠く離れたところにお邪魔をさせていただいたんですが、そこを訪問して多少気がついた点をお話しさせていただきたいと思います。

今までも何人かの先生方からお話がありましたが、UIターン施策を行ってUIターン者がふえているというところですが、1つ見逃せないのは、交通条件の整備であるとか道路というようなお話がありましたが、その市町村の置かれている立地条件というのがやはり大きな部分であるんだろうと思います。近岡専務の方から御紹介をいただきました平成5年度の宮口先生の委員会に私もメンバーとして参加をさせていただいたんですが、その中でも、やはり広域的な中でのJターンあるいは連携というものを再評価をしたらどうかというふうな話をさせていただきました。そういう意味では、住むところは過疎市町村、就業の場は周辺の中核的な市、あるいは代表的なところへというふうな動きが、あの当時と比べても加速をしてきたんだろうと思います。

 

 

 

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