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施策の6つの重点分野の中に、都市との交流と、若者を初めとする定住促進による地域の活性化というものが挙げられております。都市との交流、若者を初めとする定住促進というと、いわゆる私どもが今回調査したUターン、Iターン、さらにJターンというのが入るわけですが、これについて連盟では、昭和58年度に「Uターン現象の実態とその対応策」というのを実態調査をして提言をまとめたことがございます。それから、平成5年度に、早稲田の宮口先生を委員長とする「過疎地域における定住推進方策の調査研究」。それから、ここの委員をやっておられます青野先生、それに、私も参加いたしました「社会増のあった過疎地域市町村におけるその原因についての調査研究」。こういうものも連盟でしているわけです。

これについて、近岡専務の方から簡単に御解説をいただけたらと思いますが、よろしくお願いいたします。

近岡専務理事 今委員長からお話がございましたが、皮切りの御紹介ということで、これまでに調査会で手がけた、只今御紹介がありました3つの報告につきまして簡単に御紹介申し上げたいと思います。

昭和58年度、船舶振興会からの委託によりまして、以前にお手元に10数ページの抜粋をお配りしたと思いますが、「過疎地域へのUターン現象の実態とその対応策に関する調査研究」というものを、岩谷三四郎島根大学教授、それから、若井康彦さん、高橋明善東京農工大教授、ほか6人の先生方で研究委員会を組織しまして、調査を行って報告をなさっておられます。昭和58年度ですから、第2次過疎立法のころでございます。

これはあくまでUターン調査ということにしておりまして、この調査の対象とするUターンというのは、その町から都市圏に転出をして1年以上経過してから、再び同じ町へ戻って定住しながら仕事をしている、こういう狭い意味のUターン者を対象にして調査をしております。Uターンといいましても単なる転入、流動と違いますので、高校へ進学したとか、大学へ行ったとか、病気でよその病院に行ったとか、先生やお巡りさんなどの職業で戻ったり行ったりという方々はUターンの中に含めておりません。

この調査報告書の中では、Uターンというものを作業の仮説上6種類に一応設定をいたしました。予定型Uターン、後で申し上げます。就業拡大型Uターンは、読んでその言葉どおり、就業先が拡大してUターンした。それから、チャレンジ型Uターンは、価値観の変化に伴ってUターンをしてきたというふうなタイプ。それから、引退型Uターン。流動型Uターンは、出稼ぎその他、出たり入ったりというふうな形のUターン。それから、JターンもUターンの1つの形ということで、この6種類のUターンを作業の仮説上の類型として分類しまして、報告書をまとめております。

 

 

 

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