3) 独身者の交流会、交流イベントの開催、結婚相談所の設置(農業・陶芸体験等泉ファンクラブ、イベントスタッフ募集、各種キャンプによる体験ツアー)
4) 嫁さん対策(嫁さんサークル、地区の協力体制、嫁・姑問題の解決)
5) 住宅設備等生活環境の改善
このように、『総合計画』の中で、若者の定住、UIJターン対策、移住者の受け入れ、などに対する積極的な姿勢が示され、それに対する取り組みが重点的施策のひとつとして位置づけられているのである。
『過疎地域自立促進基本計画』においても、若者の定住環境づくりの重要性が強調され、村外通勤者のための住宅の確保、村内後継者支援のための村営住宅の整備、空き家情報の整理と転入希望者への空き家情報の提供、等に言及されている。しかし、この計画の中では、若者定住やUIJターンに対して体系的な施策は示されてはいない。
5. UIターンに関する施策
さて、今回のアンケート調査では、泉村は、UIターンによる定住の促進に対しては、「取り組んでいるが、慎重に進めている」と回答している。そして、UIターンを推進する目的として、「人口の増加を図るため」、「農林漁業の担い手を確保したいから」、および「観光等の第3セクター事業の担い手を確保したいから」を挙げている(選択回答)。前2者は、先に『総合計画』から引用したところから明らかであろう。第3セクターについては、観光振興の中核を担う「(株)いずみ」と、木材加工の活性化を期待されている「(株)氷川」が、第3セクターとして活動を始めており、その人材確保はUIターン者によるところが大きい。「(株)いずみ」の「ふれあいセンターいずみ」の支配人・副支配人及びレストランのシェフは公募によって村外より採用された。
また、アンケートの「UIターン者の定住は、村の地域づくりに効果があったか」の問いに対しては、「ある程度効果があった」(選択回答)とし、その効果については、「1.UIターンが集中した地区では、小学校での単式学級が継続している。2.地域活動が活発化した地域がある。」(自由回答)と回答している。そして、UIターンを推進していく上での課題や改善点については、「Iターン者のうち、地域活動等に参加せず、地域に溶け込もうとしない者がある」(自由回答)ことを指摘している。今後のUIターンに対する方針は、従来通りの「取り組んでいくが、慎重に進めたい」(選択回答)とのことである。
つぎに、UIターンによる定住の促進と直接かかわる施策として、定住促進制度、起業化事業資金融資制度、村営住宅、宅地分譲・貸付、等について、具体的に見ることにしよう。