研修期間の種々の支援という点で、横田町と異なっているのは、研修期間が基本的に1年間という点である。ただし、2・3年目も県の助成(新規就農資金借り入れ制度)を利用して、3年間は研修を続けることは可能である。村は、研修生に対し低家賃の住宅を提供し、また、既婚者には村からの「手当」を多くするなどの配慮をしている。
弥栄村の場合も、こうした手厚い研修支援制度をつくれたのは、「ふるさと島根定住財団」の産業体験事業の存在と、研修機関である共同農場の存在とが大きい。
研修後の就農支援の点では、横田町が、農業公社の土地を使っての大規模畑作専業農家の育成を主要な目的としていたのに対し、小規模農家を目指すものへの村独自の支援制度を設けていることが注目される。