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推進室では、町出身者のデータベースを作成、労働省の職業安定所(ハローワーク)、県のふるさと雇用情報コーナーや定住財団(ふるさと島根定住財団)と連携して、就職・雇用関係の情報や住宅その他の情報を発信している。そして、それらの情報を見ての問い合わせに対応するだけでなく、当初は、Uターン希望や可能性があると思われる町出身者に対しては、推進室の方から個別に働きかけた。2名の推進員のうちの一人は、地元の元教員で、彼のもつ町出身の若者の情報の豊富さ、つながりの多さが、その際非常に役に立った。

推進室の移住相談・働きかけの対象は、当初Uターンが多かったが、ここ5年ほどはIターンに変わっている。Uターン減少の要因としては、経済情勢の変化で、町内での雇用の場が確保できないだけでなく、経済情勢の変化で、周辺市町村への企業進出や雇用の拡大が、全くと言っていいほどストップしたことがあげられる。そのかわりに最近は、横田町に自らの工芸活動の場を求めたり、恵まれた自然・環境のなかでの生活を求めたりする、Iターン者が増えてきている。2名の推進員のうちのもう一人は、20年働いた先端情報関連企業を辞めて移住し、横田町でオートキャンプ場を経営している、神奈川県からのIターン者である。Iターン希望者にとって、横田町へのIターンの「先輩」が、種々の相談に応じてくれることのメリットは、想像に難くない。

 

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〔写真1〕

そば名人として活躍する三井野原オートキャンプ場の「山口富士夫」さん(神奈川県からのIターン)<そばをゆでている人>

 

 

 

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