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第6節 島根県横田町

 

1 横田町の概要

 

横田町は島根県の東端南部にあり、東は鳥取県日南町、南は広島県比和町に接し、町域は東西18.75km、南北16.50kmで、総面積は189.42km2、そのうち林野が85%強を占め、耕地率はわずか9%弱にすぎない。山陰、山陽を結ぶJR木次線が町内を縦断し、県庁所在地の松江市には50km、車で1時間10分の距離にある。また、出雲市までも50km、車で1時間の位置にある。

地形的には、東南部が山陰陽の分水嶺地帯で、比婆道後帝釈国定公園地域に指定されており、神話のヤマタノオロチ退治に記述された船通山(1,143m)やスキー場のある三井野原高原(730m)、そして広島県民の森に接した烏帽子山(1,225m)や吾妻山(1,239m)など、風光明媚な中国山脈が連なり、豊かな自然に恵まれている。

横田町は、古来から砂鉄を使った「たたら製鉄」の中心地として栄え、江戸時代後期には「雲州そろばん」の生産が始まり、明治に入ってからは鉄とそろばんの産地として、全国にその名をはせていた。昭和に入って鉄道(木次線)が開通すると、木炭や木材等の資源開発がすすむ一方、近代製法に押されて「たたら製鉄」が衰退し、その後は農林業とそろばんの町として栄えてきた。

明治・大正を通して一貫して増え続けた横田町の人口は、昭和30年の13,424人をピークに減少し、平成7年の国勢調査では8,411人と、40年間で約37%減少している。昭和35年から40年にかけては11.9%の減少、昭和40年から45年にかけては11.6%の減少と、高度経済成長期には急激な減少を続けたが、昭和45年以降60年までの各5年間の減少率は、それぞれ7.2、1.6、0.9へと鈍化し、全国ならびに島根県の過疎市町村の平均値を下回っている。

 

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〔図1〕 横田町位置図

 

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〔図2〕 横田町人口の推移

 

 

 

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