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(3) 交通

藤沢町には、鉄道が通っていない。東北新幹線一関へ30km、車で40分、東北本線花泉駅へ20km、同30分、大船渡線千厩駅へ9km、同15分を要し、交通条件には恵まれていない。

町内の交通網は、町の中央部を南北に縦断する国道456号と、東西に走る主要地方道花泉藤沢線が幹線で、そこから一般県道と町道が網の目状に延びている。住民の交通機関は、岩手県交通株式会社の定期バスが5路線、大籠の一部を宮城交通株式会社の定期バス1路線が運行されているが、自家用車の普及で利用者が減少し、経営不採算路線となっている。

 

(4) 産業経済

産業構造を産業別就業者数からみると、平成7年国勢調査で、総数5,978人のうち、第一次産業は31.4%、第二次産業38.8%、第三次産業29.8%となっており、初めて第二次産業の割合が第一次産業を上回った。

産業別純生産額は、平成9年度所得推計で総生産額223億9,500万円のうち第一次産業は8.6%に止まり、第二次産業が50.9%、第三次産業が40.5%と、第一次産業の生産額が低い。

農家一戸当たり平均耕作地面積は83aと小規模・零細経営で、しかも約90%は兼業である。

町民一人当たりの所得は、平成9年度で203万円。年々向上しているものの、県平均の77.4%と低い水準にある。

 

(5)人口

藤沢町の人口は、昭和35年には15,537人だったが、年々減り続け、平成7年には10,836人に減少した。特に、昭和40〜45年には率にして10.5%も減少した。しかし、最近5ヵ年は2.8%と減少傾向が緩やかになっている。

産業基盤の整備による雇用機会の創出や、UJIターンによる新規定住人口も増えつつあるが、全体として少子・高齢化社会の到来で自然減が社会増減を上回り、今後も人口は緩やかに減少していくと予想される。平成17年の人口は10,052人と想定している。

年齢別人口をみると、65歳以上の高齢者を除き減少の一途をたどり、特に0歳〜14歳、15歳〜29歳の減少率が大きい。65歳以上は逆に増加し、平成7年の高齢者比率は25.4%と年々高齢化が進行している。人口動態をみると、人口減少はこれまで若年層の流出など社会動態によるものが主だったが、最近は少子・高齢化などによる自然動態の減少も目につくようになっている。

 

 

 

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