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表2-45 氷詰法の特徴

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1) 氷の種類

氷には次の様な種類がある。

a) 透明氷

原料水に空気を吹き込んで動揺を与え、気泡を追い出しながら結氷させた氷である。塩類のほとんどは凍結せずに結氷の中心部に残るので、最後に悪水抜きをして給水し動揺させずに凍らせるが、気泡が残るため氷塊の中心部に不透明な部分ができる。我が国の氷のほとんどは透明氷である。

b) 白氷

原料水をそのまま結氷させた氷である。水中の塩類、気泡が混ざって白く見える。融解が速く、砕氷にしたときに相互に融着して固まりやすい。

c) 結晶氷

イオン交換樹脂で脱塩処理した純水を用いて造った氷である。ガラスの様に透明で融解が一様で砕氷しても融着が少ない。

d) その他の氷

食塩水を氷らせた氷、あるいは殺菌剤を混ぜた氷等がある。

 

2) 氷の温度

氷の冷却作用は溶ける時に大きい。氷詰めはこの現象を利用したものである。魚体と氷の間に温度差があり、魚体から氷に熱が移って冷却される。使用する氷の温度が-12℃〜-8℃位まで冷却してあると、砕氷が容易で、スコップを用いた場合に取扱い易い。

普通、貯氷室から出る氷は-5℃位で、なま氷(green ice)と言われている。

 

 

 

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