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「洋上設置型海洋深層水取水装置による海洋深層水の調査研究」報告書

 事業名 洋上設置型海洋深層水取水装置による海洋深層水の調査研究
 団体名 沖縄県海洋深層水開発協同組合 注目度注目度4


2-7 栄養学分析による深層水の栄養学的組成及び化学的性状についての研究

 

1. 実験目的

深層水中に含有される生物が生産する有機物の存在については未だ調査されていない。

本研究は、深層水の以下の観点から実験を行った。

・栄養食品的見地からの有無

・生命に由来する有機物の有無

 

2. 実験材料

深層水は海ヤカラ1号により取水された深度600mと1400mの2種類の海水と、同じく海ヤカラ1号周辺で採水された表層水である。試験材料名は以下の通りである。

表層水:DWO

深層水:深度600m(DW600)、深度1400m(DW1400)

(採水日:表層水、深層水とも平成12年9月)

 

3. 実験方法

試験材料DWO、DW600、DW1400について、それぞれ2lを水冷式エバポレータで過熱蒸発させて20倍に濃縮した。この飽和海水を振とう後1時間静置し、上澄み液を採取し試験試料とした。

水分については常圧過熱乾燥法、タンパク質についてはケルダー法(タンパク質換算係数は6.25)、脂質分についてはエーテル抽出法によった。炭水化物は、含有量の残余を仮に全て炭水化物として算入した計算値とした。灰分は、直接灰化法によった。総カロリーはこの場合、炭水化物(g)に係数4を相乗した計算値とした。

これらの試験は、新開発食品保健対策室長通知(栄養改善法に基づく衛新第3号、平成11年4月26日、厚生省生活衛生局食品保健課)の方法を採用した。

 

4. 実験結果

試験材料DWO、DW600、DW1400の水分、タンパク質、脂質、炭水化物、灰分、総カロリー、pHは次の表の通りである。

 

 

 

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更新日: 2023年6月3日

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