(3) 取水管及びガイドロープの実長さ
取水管システムの取水管長さは、潮流2.5ノットの状態において深度600m及び1400mから取水できるように潮流による取水管の流され量を予め取水系のカテナリー計算を行って予測すると、無潮流状態では取水深度が1400m系にて1560m、600m系にて810mとなるように決めている。更に、外気温度35℃の取水管組立て作業環境から水温2.4℃の深海に投入された時の取水管の熱収縮を考慮して取水管の実長さを決めている。
これらの取水管は、取水管自重や潮流抵抗に耐えるだけの強度を有していないために引張り強さ107kNのロープに固縛して取水管の受ける荷重を負担させている。ロープの下端には取水深度保持に必要な重錘(380kg)を取付けている。