この亀裂の状態からは、ブイ連結部付近の取水管材質・構造の見直しによって改善が期待できるものと考えられるので新たに市販取水管を調査した結果、ポリエチレンフィルム多層巻きステンレスコイル補強構造の可とう性に優れた取水管として明治フレックス製No.0951シリーズを使用した(図2-5参照)。 明治フレックス製No.0951取水管は、現用取水管に対して価格では150倍、重量的には2倍であり広範の対策には適当でない。 今回の対策はブイ連結部の長さ3mの範囲に限定して実施した。
この亀裂の状態からは、ブイ連結部付近の取水管材質・構造の見直しによって改善が期待できるものと考えられるので新たに市販取水管を調査した結果、ポリエチレンフィルム多層巻きステンレスコイル補強構造の可とう性に優れた取水管として明治フレックス製No.0951シリーズを使用した(図2-5参照)。
明治フレックス製No.0951取水管は、現用取水管に対して価格では150倍、重量的には2倍であり広範の対策には適当でない。
今回の対策はブイ連結部の長さ3mの範囲に限定して実施した。
図2-5ブイ連結部取水管の構造図
(2) 取水管連結部の固定方法 取水管の垂下角度が潮流に流されて変動する場合に、取水管連結部に過度の曲げ、引っ張りが生じるのを予防するために改造前の不具合実績を参考に下図の通り改善した。 改善の要点は以下の通りである。 a) 取水管をガイドチェーンの下流側に配置した。 b) 取水管引き留め金物の方式を改善した。 c) ブイ下端からの取水管引出し形状を変更した。
(2) 取水管連結部の固定方法
取水管の垂下角度が潮流に流されて変動する場合に、取水管連結部に過度の曲げ、引っ張りが生じるのを予防するために改造前の不具合実績を参考に下図の通り改善した。
改善の要点は以下の通りである。
a) 取水管をガイドチェーンの下流側に配置した。
b) 取水管引き留め金物の方式を改善した。
c) ブイ下端からの取水管引出し形状を変更した。
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