以上の様に、痴呆は進んで行きますが、どの段階においても受容することが一番大切です。
受け入れてもらえた事で、安心感がうまれ、精神の安定が図れます。
私たちの常識は、通用しない状態が痴呆ですから、常識を当てはめて叱責する事は、混乱を招き興奮へと導いてしまいます。
興奮させストレスを抱えると、痴呆は加速していきます。
訳のわからぬ事を言っても、本人にとっては、言っていることはすべて事実であると言うことを理解してあげて頂きたいと思います。
食事のすぐ後に、「ご飯はまだなのか?お腹がすいて死にそう」等は良く訴えられる事柄ですが、ほとんどの家族は、「今食べたばかりでしょう」との対応になるようです。
今食べたことを忘れている本人にとっては、否定された事になり、ストレスになってしまいますので、この点に痴呆性老人の対応の難しさがあります。
全部を受け入れることは、なかなか難しいものですが、受け入れる事が第一歩であることを理解して頂きたいと思います。
説得しようとしても、応じる判断力が障害されているため、受け入れられないことを知ったうえで、本人の一番落ち着く対応(受容)をしてあげて頂きたいと思います。
ここに入所されましたら、ご家族とは常に情報交換して、本人にとってベストと思われる援助が出来るよう、最善を尽くすつもりです。
グループホーム せせらぎ管理者