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63. 新校地、整備まであと3年

瀋陽師範大学 761 呑山猛

 

11月末に新校地への移転が完了。10万坪の敷地にモダンな校舎が立ち並ぶ。樹木は全くない。赤土がむき出しのままである。青写真どおりに環境が整備されるまであと3年はかかりそう。車家楼は4階建て。招待所も同じ建物にある。

新しい宿舎は約60平方M。バス・トイレとキッチンがあり、部屋は10畳と12畳の二間。比較的ゆったりしているので、本棚を3つ置きミニ図書室として利用させている。備品はエアコン、テレビ、レンジ、冷蔵庫、洗濯機、電気ポット(4L)に電話。すべてが新品で気持ちがいい。

新校地は郊外にあるので、中心市街まで車で30分ほどかかる。

 

64. 少なくなった停電・断水

焦作工学院 730 宇高朋子

 

現在、市の郊外に新キャンパスを建設中で、2001年の新入生より随時移行していく予定。現キャンパスは市の中心部で不自由はないが、その後どのように生活環境が変わるのか不明。去年頻繁にあった停電・断水が今年は少なく、ほっとしている。外事辨とのやり取り、学生とのコミューケーション、やはり中国語ができた方が便利だが、市内で聞く中国語は、かなり訛りが強い。(日本へ留学経験の教師も多く、通訳してもらえば問題ない。)テレビは十年来の古いテレビで映りが悪かったが、映りの悪さを何度も訴えていたら、秋に大型の新しいテレビを購入してくれ、テレビ・VCD共に楽しめるようになった。

 

65. 治安もよく暮らしやすい

遼寧師範大学 755 小林功

 

衣類は季節に応じて現地調達するのがよい。食事は自炊を基本に時々外食。食材は近くの市場やスーパーで何でも手に入る。住居は冷暖房完備、日当たり良く、警備も万全。キャンパス内なので教室までは徒歩10分行ける。

市の中心部に出るにはバスやタクシーで20〜30分かかる。時に渋滞もあり、交通事故もよく見かける。道路の横断は自由(?)だが、慣れてきても命がけ。病気のときは日本人医師のいる病院に行く。全体的に治安もよく暮らしやすい。

 

66. スローテンポで動く環境

長春税務学院 793 黒田律子

 

断水、停電、その他、全てがローテンポに動く汚い環境…一言で説明させて頂くとそういう事になりましょうか…。

時々『人間の原点』というところで私は試されているのかも、と思ったりもしてみます。努力、忍耐、感謝、創意と工夫、むかしむかしには、確かに私の中にもあった数々の精神機能が、ここ発展途上の中国の地においては「不満」と「あきらめ」と化して、益々太ったニッポン人となりそうです。

 

 

 

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