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しかも1階の給湯量は35リットルのみなので、不足分は台所で湯を沸かして体にかける。シャワーは消費電力が大きく、他の電熱器を併用するとブレーカーが下りてしまう。テレビはアンテナもないのでまともに映らない。トイレは下水が流れにくく度々詰まるので困る。電話は雑音がひどく聞こえにくい時がある。電話代は毎月の基本料16元を含め全額自己負担。赴任後すぐ健康診断を受けさせられ、その費用190元を全額自己負担させられた。Faxが校長室にあり、日中技能者交流センターなどにFax送信したい時、校長が内容を見て自由に送らせてくれないので困る。学校の食堂の包子を食べて食中毒になり、以降、毎食レストランで食事をするようになったので、エンゲル系数がとても高い。度々断水し、水道水がとても汚い時がある。毎日バス通勤で、片道12分。バス代は月毎に全額学校が支給。テレビのリモコンは半年前に修理を依頼したが、まだ直らない。シャワー中、立っていると湯が出ないので、座らないといけない。家から国際電話がかけられないのが不便。通勤バス代をなかなかくれないことがある。

 

37. 住居でのサービスは行き届いている

同済大学 368 柳楽宏

 

専家楼は、キャンパスから歩いて15分の教職員居住区の一角にある。居室は十分なスペースに設備・家具が整っており、派遣教師の宿舎としては恵まれている部類であろう。専家楼が居住区の中にある大学のホテルの管轄であるため、日々の掃除、ベッドメーキング、浴室のタオル・消耗品交換などにホテル的なサービスが行き届いている。ただ、今年の場合居住区内の建物の工事が9月から続いており、昼も夜も騒音に悩まされていることが難点である。

 

38. 朝食は無料提供

江蘇省常州旅游学校 770 田中稔

 

ちょっと広いめの部屋とS氏とわたしだけの共用の広い厨房があり、さらに校門を出たところには市場があり、市場の中にはスーパーがある。更に朝食には、粥やマントウが無料で支給される。そういう面では申し分のないところだ。寒くなると、北方はスチームが入るが、南方はエアコンが取り付けてある。だが性能は必ずしもいいとは限らず、私は風邪を引いてしまった。東北のスチームがなつかしい。

 

39. 物価は安く、買物も便利

浙江師範大学 779 八塚住子

 

上海まで4〜5時間かかる地方都市にあるが、列車の本数は多い。空気はあまりよくないようだが、物価はとても安い。買い物も便利。部屋は外事処の三階にあり、2DKで広い。(外事処職員は、全員英語科の教師で、日本語は話せない)2DKと言っても、机の上にガス台があるだけなので、風呂場のお湯を調理や食器洗いに使っている。しかし近くに食堂もあり、アメリカ人外教や留学生たちとの交流もあって、楽しく暮らしている。

 

 

 

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