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豊かな野菜・果物は勿論、黄海の溢れる鮮魚は、ホテルのガス台なしで残念。しかし青島ビールと、学生の群を掻き分け地鶏の太ももや油まみれの野菜を選ぶ連日で、ついに念願の3kg減となった!

その他全ては、冬季の朝6時から夜10時まで、教室と寮を往復する学生に較べれば格段の設備と自由の二ツ星暮らしゆえ、さらさら文句は言えない。

 

8. 何かと便利な住環境

長春中医学院 809 青木友晴

 

『長春一』と言われる所以は、何しろ静か。あの中国特有の喧騒が聞こえて来ない。エアコンは10月8日始動、スチームは10月20日始動。西日が当たる部屋は、半袖でも可。外に出れば、大学まで5分、デパートまで10分、朝市まで15分、すぐ近くに、食材屋・饅頭屋があり、自炊をしてる私にとっては何とも便利。1階の食堂は、昼・夕4元。同じ建物の2階の外事処には、日本語が話せる職員が2人。何かあれば即対応。

 

9. 名のみ「長春」、春は短く、秋も一瞬

長春師範学院 728 西田孝

 

都心からミニバスで小一時間。長春の校外にある本校はキャンパス内に生活するには不自由しない程度のものはそろっている。郵便局、診療所、美容院、スーパー等。野菜、肉、魚の調達も可能。食堂もたくさんあり、広東料理、四川料理…喫茶店まである。専家公寓は職員の住宅棟と同じところにあり3K。陽あたりよく零下30度の外気温でも室内は20度、すき間風の入る日本の家屋よりぐんと暖かい。難を言えば不意の断水と停電。今年は五日間の断水を経験。水洗便所、シャワー…知恵をふりしぼることの好きな御仁には恰好の住環境。烏骨鶏が朝の時を告げ、・高らかにひびく牛乳屋の声で夜のとばりが下りる。

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10. 静かで便利、しかしひどい大気汚染

山東中医薬大学 799 戸高昭彦

 

専家楼は静かで便利よく作られている。正門を出るとすぐに商店街があり、日用品から食料品何でも安く手に入る。朝食と昼食を大学内の食堂で食べ、夕食は歩いて5分ほどの所に行きつけの飯店があるのでそこで食べている。郵便局も近くにあり、何かにつけて便利である。毎月の給料はかなりの余裕をもって暮らしている。反面この町は車の排気ガスがひどく、空気はかなり汚染されているので、あまり歩き回らないようにしている。

 

 

 

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