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これは、中国語が出来ない方々は、大同小異の感慨をお持ちのことと思われます。生活に必要な「買い物」などは、日本語の学習を兼ねて、学生達が喜んでついてきてくれるようです。

結論として、中国語が堪能であれば、中国での交流や生活が、もっと大きく、豊かになることは間違いありません。

 

ワープロかノートパソコンが必要か?

教材をつくるのに、どうしても日本語ワープロか、ノート型パソコンは必要です(過去には、昔懐かしいガリ判や、ボールペン原紙を使って、教材づくりをしている教師もありました)。中国の電圧は220ボルト。日本製の電気製品は100ボルトですから、当然に変圧器が必要になります。

中国へ赴任する日本語教師は、日本語ワープロを持参いたしておりますが、以前は文教専家の持参するワープロは入国の際「無税」であったものが、1995年夏から「課税」の対象となりました。しかし、99年の中国財政部第5号の通知によって「外国人専門家が、初めて中国に入国する際の個人使用のビデオカメラ、VCD、携帯型コンピュータ等、教育用器機、サンプル、工具等は免税待遇にあたる」とされています。(しかし、手続きに問題が残っています。)

なお、中国語の打てるワープロかパソコンは? ということですが、日本製ではパソコンに中国語のソフトがあります。入力方法ですが、ピンインで入力する必要があるとすれば、余程中国語に堪能でないと入力できないし、また、中国製のワープロの入力方法は鄭碼、王碼、五筆字形、ピンインなど10数種があり、なかには一定の記号を覚えなければ打てないものもあります。こういう特殊な機器ではとても使いこなせるものではありません。(中国製ワープロは約10,000元くらい)

 

〔パソコンの配置〕

当センターでは日本財団の協力を得て、97年から99年の3年間で60台のパソコンを赴任先に配置しました。

'97年度に配置した学校は、

山東大学、東北師範大学、長春外国語学校、内蒙古林学院、長春師範学院、白求恩医科大学、延辺大学、烟台師範学院、大慶石油学院、焦作工学院、山西農業大学、北京機械工業学院、河南大学、吉林大学、山西工業大学、天津理工学院、大連外国語学院、大同医学専科学校、北京外交学院、専家局

'98年度では

同済大学、遼寧師範大学、大連水産学院、吉林工業大学、福建師範大学、福建華僑大学、東北電力学院、山西大学、上海科技幹部管理学院、曁南大学、長春税務学院、佳木斯大学、天津商学院、南開大学、人民日報日語講習所、杭州大学、北方工業大学、山東中医薬学院、湖北汽車工業学院、中国人民武装警学院

'99年度では

上海鉄道大学、中山大学、長春中医学院、瀋陽薬科大学、秦皇島燕山大学、大連民族学院、西南師範大学、瀋陽師範学院、錦州師範学院、遼寧大学、淮海工学院、民弁青島濱海職業学院(2台)、江蘇省常州旅游学校、大連外語学院、曲阜師範大学、上海工商日本語学校、内蒙古農業大学、東北育才学校

 

 

 

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