サクセスフル・エイジングとは-華麗なる加齢
“サクセスフル・エイジング”というのは医学用語にもなっています。Avlund(1999)らの定義によれば、「良好な機能的能力と高い杜会的関わりによって評価される高齢者の状態」で、これが良好に維持されているのがサクセスフル・エイジングです。言い換えれば、機能的に社会的活動ができるということと、能力的に社会的な関わりが維持・増進できるという状態であり、つまりは機能的能力が依存しているか、あるいは独立・自立しているか、そして社会的な関与が高いか、低いかによって、活動的な生活が分類され評価されるということです。
活動的生活の評価にはいろいろな方法があるのですが、簡単にいえば、表4のように機能的能力が不良、機能的能力が良、そして社会的関与が低い、社会的関与が高いといった分類がされ、結局、Aグループに属している人がサクセスフル・エイジングということになります。