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表2 75歳以上の方の5年間の経過における血液諸検査値の変化

 

その他いろいろな血液検査値についてはそれほど大きな変化はなく、この群ではむしろ総コレステロールや中性脂肪は下がり、善玉コレステロールは上がっています。血糖値も少し上がってきています。したがって、75〜80歳までの5年間の変化はこの程度のものであって、そう心配することではありません。

一般に加齢に伴って生じる身体的な支障をまとめると、骨については骨粗鬆症や骨折、血圧やコレステロール値の上昇、糖代謝の異常、脳細胞の減少や障害による記憶力の低下、肺については肺気腫、慢性気管支炎、軟骨の障害による関節炎、そして眼の障害では白内障や緑内障などです(表3)。

 

 

 

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