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保健だよりを隔月発行し、健康についてのアドバイスを記載して、参考にしてもらいます。

・遊びの環境

一日の大半を保育所の中で過ごす子どもたちです。家庭的な雰囲気の中で一人ひとりが健やかに育つよう、保育士は触れ合いを多く心がけながら、成長に合わせた遊びの環境を用意し、主体的に遊べるようにしています。(図2 遊びの環境参照)

園舎を取り巻く環境に恵まれ、パークロード、教育会館横広場、美術館公園、県庁周辺、春日山など散歩車でゆっくり散策します。歩行のできる子は、手つなぎで歩いてみます。(次頁を参照)

 

(8) 評価と今後の展望

長年取り組んでき、また保育士の努力で事故につながるようなものはありませんが、見えていない部分(家庭環境など)で評価ができません。そして、学齢まである保育所での対応と、未満児のみの保育所での対応は、また違ったものとなっていると思います。

子育ては、日本の伝統を守りながら、時代とともに変化していく社会の流れをよく知ることが大切です。いま、あらためて未満児の保育について考える必要があると思います。30年前にはなかなか認められなかった0歳児の保育を、今日では当然のように利用し、女性が社会、家庭、育児と幅広く活躍できる社会に変化してきました。これからさらに社会が育児支援に力を入れるようになってほしいと思います。厳しい時代でありますが、子育ては母親なくしてはありえません。母親支援とともに、子どもたちが21世紀に生きる人として成長していけるように、その基礎作りを担って、これからも手をつなぎあって、守り育てたいと思います。

 

 

 

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