4 草花保育園の乳児保育
東京都あきる野市・草花保育園
保育士 浜野市子
大行寺(だいぎょうじ)の正門をくぐると正面に本堂、そして園歌にも歌われている「おおきないちょう 広い庭 ブランコ 砂場 すべりだい」が目に入ります。右手に「あかいやねのおじぞうさん いつもえがおでまってます」と園歌の歌詞にあるようにお地蔵様が子どもたちを見守って下さっています。入園式の頃は園庭の桜が満開で、夏はいちょうの木が日陰を作ってくれます。秋にはもみじや花水木、びゃくだんなどの木々の実が落ちて、ままごとの材料には事欠きません。冬はすっかり葉を落としたいちょうの木の下はひなたぼっこに最適です。
ここ草花保育園は、東京都心から50kmほど離れた、あきる野市草花という、名前のとおりの自然豊かな地にあります。
創立64年、この3月末で2,565名の卒園児を送り出しました。おじいちゃんやおばあちゃんも卒園児という方もたくさんいます。
草花保育園は定員は100名ですが待機児が多いため、12年11月現在、0歳11名、1歳12名、2歳20名、3歳25名、4歳27名、5歳26名、計121名の園児が通園しています。
乳児保育を始めた時期は、昭和46年11月に新しく園舎を建て替えたのを機会に始めました。
当初は数名でしたが今では待機児が多く、希望者の要望に必ずしも応えられず、申し訳ないように思っています。
毎朝お父さんやお母さんと登園すると、このお地蔵様に手を合わせて御挨拶をして、草花保育園の1日が始まります。