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さらに、疾病を予防し、積極的に健康を保持増進するために活かします。そのためにも、健康診断や各種検査の時、嘱託医が、園児一人一人の健康状態を一目で理解し的確な判断ができるよう、表やグラフにして情報提供します。その手助けがあってこそ、より効果的な健診内容になるのだと思っています。また、子ども達には、緊張・不安を少しでも取りのぞき、自然な形で効率良く健診が受けられるように、事前に健診の手順に合わせた保健指導を行います。このような日常の関わりを大切にしながら、園児の健康状態を嘱託医や関連機関へ情報提供し、園児の健康の担い手として働いています。

 

保育園健康診断基準なるものを

保育園の健康診断の基準は、学校保健法に準ずるとされていますが、実際は嘱託医に委ねられています。特に、乳幼児期は日々成長・発達の大事な時期でもあり、しかも、保育形態が低年齢化し長時間保育を余儀なくされている子どもにとって、心の育ちが重要となります。学校健診と異なった心身共に細やかな「保育園健康診断基準」なるものがあってもいいのではないかと感じています。

 

 

 

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