・気象庁は綾里、南鳥島、与那国島で二酸化炭素の大気中濃度を観測している。1987年以来の観測結果の経年変化をみると、最近10年間も一貫して濃度は上昇傾向であることが分かる。 ・北半球高緯度側の大陸で大きな気温上昇があり、冬にその傾向が顕著である。これによる我が国の気候への影響を考えると、冬のシベリアの気温が高くなるということは、冬の季節風が弱まることを意味している。
・気象庁は綾里、南鳥島、与那国島で二酸化炭素の大気中濃度を観測している。1987年以来の観測結果の経年変化をみると、最近10年間も一貫して濃度は上昇傾向であることが分かる。
・北半球高緯度側の大陸で大きな気温上昇があり、冬にその傾向が顕著である。これによる我が国の気候への影響を考えると、冬のシベリアの気温が高くなるということは、冬の季節風が弱まることを意味している。
図1 日本の地上気温の経年変化 日本の地上気温は100年間で約1.0℃の割合で上昇している。 都市化の影響が少ない、15地点(網走、根室、山形、石巻、伏木、水戸、飯田、浜松、境、浜田、彦根、宮崎、多度津、名瀬、石垣島)のデータによる。
図1 日本の地上気温の経年変化
日本の地上気温は100年間で約1.0℃の割合で上昇している。
都市化の影響が少ない、15地点(網走、根室、山形、石巻、伏木、水戸、飯田、浜松、境、浜田、彦根、宮崎、多度津、名瀬、石垣島)のデータによる。
図2 日本の異常高温・異常低温の発生数の経年変化 1901〜1930年の30年間を基準とした異常高温の発生致は増加する傾向にある。
図2 日本の異常高温・異常低温の発生数の経年変化
1901〜1930年の30年間を基準とした異常高温の発生致は増加する傾向にある。
図9(上) 日本の二酸化炭素濃度の経年変化 冬から春にかけては高濃度になり、夏から秋にかけては低濃度となる季節変化がある。また、年毎の増加の割合も変動している。
図9(上) 日本の二酸化炭素濃度の経年変化
冬から春にかけては高濃度になり、夏から秋にかけては低濃度となる季節変化がある。また、年毎の増加の割合も変動している。
前ページ 目次へ 次ページ