資料2.5.3 海洋観測における国際協力を推進する際の障害に関する自由意見(国内機関)
・各国において海洋観測の重要度が異なり、足並みがそろわないこと。(A県水試)
・特にないが当方は沿岸域主体の観測なので、国際的な関係解析は余裕がないし、また国(水研)の範鷹でもあるので特に推進は考えていない。しかし地球規模での情報は欲しいと考えている。(B県水試)
・オホーツク海では最重要魚種であるホタテガイの小型化が問題となっている。この原因については、過剰密度の他に、地球規模の海洋条件の変動による餌料生産力の低下が起こっているのではないかと推察している。しかし、一地方水試の力では究明不可能であり、Argo計画推進による海洋環境の大変動が明らかになることを期待する。(C県水試)
・漁業交渉(E県水試)
・データの送付、送信にお金がかかる。(K県水試)
・言語、語学力の不足(M県水試)
・(要望)我が国における省庁横断的国際協力実施機関の一層の活用が必要。(A大学)
・国内の省庁間の足並みの問題。(B大学)
・相手国の了解(特にEEZ)ロジスティクス(C大学)
・北の国しか海洋観測ができず、南北問題を考えると、一部の国のみ観測を行うということ。(F大学)
・会計年度や計画申請時期等の各国間のずれ。(I大学)
・人手と情報の不足(B大学研究所)
・当社のような民間会社では、国家的プロジェクトに参入しなければ企業として成り立たない。(A調査会社)
・各国の経済水域等、許可を必要とする海域に入ると手続きが面倒になる。(C調査会社)
・領海、排他的経済水域等の境界の設置。予算化する手だて。(海洋観測がどれだけ有益かを証明するか)→大衆に海洋がどれだけ重要かを熟知させる啓蒙活動が必要。(小中学生への教育が不可欠)(D調査会社)
・民間企業に対する窓口(PR等も含めて)が不足しており、活用および協力し難い。(A民間研究所)
・データの共有化は推進するべきだが、これら事業に先立つ予算はどうなのか?(C海運(株))
・1] 内航定期船であり、観測海域が狭い。
2] 観測のための人員が確保できない。(E海運(株))