資料2.5.4 Argo計画を推進に関するコメント(国内機関)
・海洋観測データは、水産分野において活用されており、当分野からの有識者等もArgo計画に携わって頂きたい。(A県水試)
・実施に際して海保、海自、漁協等への十分な周知が必要でしょう。(D県水試)
・たとえば九州から房総半島海域を切り出した部分的情報の提供を希望します。(H県水試)
・現在、私共が平素取り組んでいる「海況予報」とも深く関わりがあって興味あるところですが、Argo計画への協力についてはマンパワーの面でなかなか難しいのが現状だと思います。(I県水試)
・当県の定線観測(沿岸30マイル以内)において沿岸での中層フロート投入へは協力可能と思います。30マイルより沖での投入は無理です。得られたデータはホームページ上で準リアルタイムでの一般への公開を望みます。(L県水試)
・Argo計画のような地球規模の観測は、内容が有意義であれば、強力に推進すべきである。特に地表部の熱収支を正確に把握するには、海洋部の観測が不可欠と思われる。(M県水試)
・GODAEとリンクして、データ同化研究、operational海洋学を我が国において発展できるよう計画を推進されたい。(A大学)
・Argoは研究段階の部分も多いので、研究者との連携を密接に取って欲しい。研究開発段階から現業業務への移管が円滑に行くように初期フェーズから配慮すべきである。(B大学)
・当事者としては広く理解を求めたい。(C大学)
・Argo計画は真に国際的な計画です。日本の予算とはいえ、国際的な視野に立ってフロートの展開を行うべきでしょう。(D大学)
・政治的理由が研究自体よりも優先し過ぎているように思われる。また、国際協力としてのArgo計画と、日本独自のとはしっかり切り分ける必要があるかもしれない。Argo計画が終了した後の観測体制について早くから議論をしておく必要がある。(E大学)
・大変良い計画です。このようなフロートは数多く流してこそ有益な結果が得られますので、うまく予算を増やして多くのフロートを流して下さい。(F大学)
・画期的な海洋モニタリング計画であると思います。ぜひ成功させて下さい。私が利用させてもらっているフェリーは大型・高速であり、ブイ投入には使えそうにはありません。もっぱらArgoによるデータを利用させていただく側かと思います。プロジェクトに直接かかわるものだけでなく、一般の海洋学研究者にもなるべくすみやかにデータを公開して下さるよう、データ取得後の一般標準処理、配布のシステムも充実していただきたく存じます。(G大学)
・海洋物理データだけでなく、海洋生物や化学のデータ収集にも努力を払うべきである。(H大学)
・国連海洋法における「沿岸国の経済水域・領海における観測許可」について、国連機関が明確な見解を示せるようにしたい。(A大学研究所)
・全世界の海洋について、水温・塩分の鉛直分布を一定の時間間隔でくまなく入手できるような観測は画期的なものである。世界中の多くの機関が協力してぜひとも成功させたい。さらにそれをルーチン的な観測にまで高めるべきである。(C大学研究所)
・日本海での観測計画があれば参加したい。(A工専)
・貴重なデータを十分活用し、広く公表されることを期待します。(A民間研究所)
・船舶の場合には大洋を横断するのに10日程度要します。1週間先の予報精度向上に資する、また台風経路予想に資する研究成果を期待致します。(A協会)
・インターネットによるデータ提供は無償にして欲しい。NEAR-GOOS地域リアルタイムDBからのデータはどのくらいの時間経過で出るのだろう?フロートの配置等もリアルタイムでわかるようにして欲しい。これができれば地球地図等にも役に立つと思う。災害に対して建設工事によって回避、抑制するのではなく、どのような環境にすれば災害が起きないかを検討して欲しい。(大気、気温、流れ)(D調査会社)
・一般の海運会社として何か具体的な協力ができるのか?(A海運(株))