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3.3 衛星観測と波浪計算結果との比較

 

(1) 概要

ここでは、衛星観測により得られたデータに基づく台風域内の波高分布特性とJWA3Gモデルによる波浪計算結果を比較する。なお、ここでは地上風の計算モデルとして、第5章で説明する衛星観測に基づいた新しいモデル海上風を利用した波浪計算を以下の条件で行った(RUN10] 、RUN11] 、RUN12] )。衛星観測と比較する波浪計算は、これら3RUNと前項で行った風計算に従来手法を用いたRUN2] 、RUN5] 、RUN8] である。

 

<共通条件>

台風定数、R0:50km

進行方向:北に直進

計算領域:北緯15〜45度、東経120〜150度の緯度経度範囲(領域全体を海域と仮想)

積分時間:48時間(解析利用は36時間以降)

格子間隔:0.2度 積分間隔:6分 風計算間隔:12分

 

<各RUNの条件>

033-1.gif

 

なお、計算の各ランと比較する衛星データの解析条件を以下に示す。

 

033-2.gif

 

 

 

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