日本財団 図書館


b) 解析期間と領域

・解析期間は1992年10月〜1999年12月である。

・解析領域は北緯5〜40度、東経120〜170度に含まれる範囲である。

 

c) 波高観測時刻の台風諸元

衛星が波高を観測した時刻の台風位置及び中心気圧は、6時間毎(3時間毎)のオリジナルデータを基に、分単位で時間内挿することによって求めた。また、台風の進行速度と向きは6時間毎(3時間毎)の台風位置をもとに一定速度で進行したものとして算出した。

 

d) 波高分布の重ね合わせ

台風中心を原点とした極座標上に配置された各観測時刻の波高データを、原点からの距離が500km以内のものだけを抽出し、半径方向に5分割、動経方向に8分割された合計40の領域毎に平均した波高を算出した。重ね合わせをする条件は以下のとおりである。

1] 全データ

2] 台風の中心気圧別に3種類(〜959hPa、960〜989hPa、990hPa〜)

3] 台風の進行速度別に3種類(〜10km/h、11〜24km/h、25km/h〜)

4] 台風の中心気圧と進行速度を組み合わせて3種類

(960〜989hPaかつ〜10km/h)

(960〜989hPaかつ11〜24km/h)

(960〜989hPaかつ25km/h〜)

 

表3.3 重ね合わせの各条件に対応する台風の中心気圧と進行速度の平均値

027-1.gif

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION