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表2.3.4 1970年以降のエルニーニョ年/ラニーニャ年における日本の台風被害

気象要覧(気象庁)より引用

(1) エルニーニョ年

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(2) ラニーニャ年の台風被害

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※ 1988年の台風被害はない

 

その間に海面から潜熱の供給を得て、強大な台風に成長する。一方、低温年の場合は、発生・発達域がフィリピンや台湾付近に限られる。西部海域で発生した台風は比較的低温の海域に北上するかまたは大陸方面に移動する。したがって、低温年の場合、強大な台風に発達する海域が比較的狭い範囲に限られる。実際、20N以南の海域に限っては、140E以東で発生した台風の約28%は920hPa強度に達するが、140E以西において発生し920hPa強度に達する台風はわずか5%程度である。エルニーニョ年には、台風の発生域が東に変位した結果、台風活動が活発になると言えるのではないだろうか。

また、図2.3.5からNino3.4SST高温年には沖縄から日本にかけて、970hPa以下の台風が勢力を維持したまま襲来していることが分かる。そこでNino3.4SST高温年および低温年の各6年間について、日本の台風被害を表2.3.4にまとめた。年代によって社会資本の充実度が異なるので、同規模な台風の襲来に対して大戦直後と現在では被害額が異なると考えられるため、ここでは1970年以降について統計を行った。

 

 

 

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