図2.2.16 北太平洋西部の台風発生数の経年変化棒グラフは年々の発生数折れ線は平滑化された発生数 Yumoto et al.(2001)より引用
Yumoto et al.(2001)は7月〜10月における台風活動の数十年変動を見出した。彼らは、図2.2.16に示すように、1961〜1972年および1986〜1994年を台風の高頻度期、1951〜1960年および1973〜1985年を台風の低頻度期と定義して各期間におけるSST分布の差を解析した。その結果、高頻度期には低頻度期に比較して、北太平洋西部熱帯域の東側海域(例えば0-20N、150E-180)において、海面水温が0.2℃程度高いことを示した。同時に、高頻度期のSSTの高温域は850hPaの相対渦度および200hPaの水平発散の正偏差域に相当し、高頻度期は同海域が台風発生・発達に相応しい環境であることを示した。