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【提案】

・長期滞在では、町歩き、ショッピングの楽しさの提供が必要。どのようにニーズに対応するのか検討してほしい。又、外国の方に対して、食事・美容を含め、心の健康、日本の文化を教える機会を取り入れてほしい。

別府を訪れたことが、誇りになるようなイメージ作りも必要。

リウマチ、アトピー、糖尿病の温泉の効果に対する認識の定着が必要。

・研究の成果を今後どのように結びつけ、具体的に産業のシステムとして作り上げていくか?時間をかけて選択し、体制を作っていく。

・この動きを継続し、より活性化していってほしい。

・民間と行政が両輪となり、別府市の国際化を進めていかなければならない。

長期滞在型の研究を進め、別府市の国際観光都市としての位置付けを進めていきたい。

・別府には英語の案内が少ない。国際観光都市として、外国人から見た視点・意見も取り入れてほしい。

・宿泊施設で、外国語の対応の出来る人が少ない。ワールドカップヘ向けて、改善し機能してほしい。

・別府が大分県の観光の拠点となり、県内の地域交流・連携を進めていってほしい。

・この事業で出たONSEN治療というコンセプトを実践してほしい。韓国・中国へ向けて、情報発信してほしい。

 

【総括】

これまで3ヵ年間の国際交流事業を通じて、また本事業を契機として次のような動きが表れている。

・国際交流の観点から

10カ国の国々の皆さんと交流し、人材の発掘ができた。

温泉と地域づくりにもとづき、「医療・美容・産物」というテーマでプロジェクトを行い、国際ビジネスネットワークが設立された。アバノとの交流、ベネトワインの輸入、泥の開発事業が行われている。

・ONSEN文化国際交流事業を契機とし、別府市医師会と別府市旅館組合連合会との提携による研究・実践組織「別府ONSEN地療法研究会」が発足した。

・波及事業として別府の温泉やまちの魅力を紹介したポケットサイズのガイドブック「別府八湯温泉本」の発行や、別府八湯の地域の魅力の掘り起こしを目的とした町歩きの運動がボランティアにより地道に行われている。

 

【今後の課題】

・今後、どのように情報公開を行うか。どのように発展していくか?結びつきをより強めていく必要がある。

・別府のイメージアップ・素材の提供→県・市・旅館組合の課題。

・国際交流にあたり、外国語の案内、案内板の不足が指摘された。→ハード面の整備については県・市に要請していく。

・国際面だけでなく、県内・国内の交流を進めていく必要があるとの指摘を受けた。

 

 

 

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