・サーマル&テクノロジー社(T&T)によってプロジェクトが組まれ、皮膚の美容のためにどのようなものを使用するか計画し、製造している。アバノテルメ(温泉)の施設で実際に使用されている皮膚美容に対するトリートメントの中で得られた経験、温泉泥・温泉水に含まれる有効な成分に関する知識を活用している。
・美容関係のリサーチに対し、権威と考えられているパビア大学と共同で、温泉水の中に含まれている成分を高品質のものとして利用するという研究をしている。アバノで使っている温泉水は、科学的・物理的な独特の特性をもっており、温泉水の中でも唯一のものと考えられている。
・温泉水の重要さをより強調したい。温泉水が無ければ、泥の価値は存在しない。マクロ・ミクロ含有物、特に、セレン・マンガン・銅・シリカ・亜鉛が重要であるが、他にもいろいろな化学成分が少量含まれ、一緒に働くことで、温泉水の有効性を保証している。過酸化物に対する保護作用が非常に高く、皮膚の防衛系統を高める。このような要素が皮膚の酸化作用に対する保護的能力を高めている。
2] アバノの温泉水・歴史について
・アバノの温泉水は美容に対し、予防的な効果を持つ。この温泉水は、100km離れたドロミテ山脈に降った雨水が、10年の歳月をかけて地下3,000メートルまで達し、いろいろな地質年代の岩石の層を通り、生物学的に重要な新しいエレメントを吸収し、イオンなどのバイオエネルギーを多く含んで湧出する。年齢に結びついた様々な病状を減少し、緩和する能力を身につけている。微生物学的レベルで、非常に質の高い温泉資源として、84℃〜87℃で湧き出てくる。
・アバノの温泉の歴史はとても古く、ローマ帝国時代に繁栄を迎えた。もともと温泉は治療用にしか使われていなかったが、戦闘の休息のために使う新しい利用法が加わり、精神的・肉体的バランスを回復するという考えが出てきた。当時は、科学的知識は無く、経験に頼るやり方だった。1300年頃から医師がどのような効果があるかを研究し始め、数世紀間に渡って続いた。昔は、経験的なやり方でしか有効性を認識していなかったが、今、有名な大学が、実際にアバノの温泉水が効力をもっていることを証明している。大学等の研究にもとづき、治療用以外に精神と肉体のバランス、精神的な健康を取り戻す形でも温泉を活用していこうという体制が出来上がっている。