1) 温泉泥(ファンゴ)活用セミナー(旅館・ホテル関係者対象)
・日時:平成12年11月28日(火) 10:00〜12:00
・場所:ホテル白菊5階「白虹苑」
・参加者数:28名(旅館・ホテル関係者)
・講師:
ブルーノ・ファブリ博士
ラウラ・ペッツァート女史
美園剛氏
杉原幸子女史
栗原茂樹氏
コーディネーター:別府ONSEN文化国際交流事業プロジェクトチーム
鶴田浩一郎氏
(別府市旅館組合連合会副会長)
・次第:
1. プロジェクトチームリーダー挨拶
2. 自己紹介
3. イタリアにおけるファンゴ活用の現状について
4. 質疑応答
【概要】
○ファブリ博士が温泉資源の医療への活用の観点から、以下のとおり説明。
1] イタリアにおける温泉資源の活用システムの特徴と専門医の育成方法について
・温泉資源を利用する方法には「治療」と「エステ」の2通りある。この2つは、全く違った分野として区分されていて、組織も違う。
・保健衛生省が国民に対し1年に1回2週間サイクルの治療を受けることを認めている。
・厚生省は、以下の8つの病気に対し、温泉治療の効果を認めている。
「骨・関節系、呼吸器系、胃腸系、皮膚、血液系、循環器系、泌尿器系、婦人系」
厚生省は温泉治療を基本的に無料で提供するため、科学的な裏付けを要求する。
・将来、別府で温泉治療を発展させていく時、科学的リサーチが、治療効果の信頼性に対して非常に重要である。アバノの経験によると、どのような温泉水と泥が治療用の泥として適切になるか、どのような病状に有効かを確定するため、科学的な分析が必要である。