(2) 別府八湯ファンゴ開発事業
平成12年7月、別府ONSEN文化国際交流事業プロジェクトチームのメンバーを含むミッションがイタリアベネト州・アバノ市を訪問し、温泉泥(ファンゴ)を使った温泉治療の設備と運営ノウハウ、観光客が長期滞在するシステムやイタリアの保険制度について学んで来た。
そしてこれを契機として平成12年11月、別府ONSEN文化国際交流事業プロジェクトチームは本事業から派生的に誕生した国際ビジネスネットワークと連携してイタリア・アバノ市及び国内から温泉療法、美容の専門家を招請し、別府の既存の施設を活用しながら温泉泥(ファンゴ)を使った温泉療養、美容(エステ)が導入できるか、別府の温泉泥(ファンゴ)の医療的・美容的利用の可能性について検討することを主な目的とした「別府八湯ファンゴ開発事業」として各種セミナーを開催するとともに交流会を行なった。
セミナーを通じて一般市民・関係者にアバノテルメでの温泉治療・美容のシステムや現状について広く知らしめることが出来た。
[招請者]
(受入団体:国際ビジネスネットワーク)
Dr. Bruno Fabbri ブルーノ・ファブリ博士(イタリア)
パドバ県オリンピック委員会スポーツ医療センター所長
所属機関の概要:同スポーツ医療センターはアバノ市を中心とする温泉付きのホテルの衛生管理およびスポーツ選手・一般人を対象として温泉治療を実施する医師に対する指導・情報提供を行う機関。
Ms. Laura pezzatoラウラ・ペッツァート女史(イタリア)
(有)サーマル&テクノロジー社最高経営責任者
所属会杜の概要:温泉を利用した化粧品および衛生製品の製造販売会杜
(受入団体:別府市旅館組合連合会別府ONSEN文化国際交流事業プロジェクトチーム)
美園剛氏 (株)ヤマノビューティーケミカル常務取締役工場長
杉原幸子女史 (株)ヤマノビューティーメイト西日本カンパニープレジデント
栗原茂樹氏 滝川(株)エステティック事業部企画担当部長