次項2. テーマで上記研究課題について詳細を記す。
2. 研究課題(テーマ)
A. 街づくりと都市デザイン…都市マスタープランと都市計画の進め方(住民のための都市空間づくりの視点で)…
・行政における都市デザイン、都市マスタープランはいつ、どのようなプロセスで作成され、運用されているか。黒部セッションではウルム市とスネーク市で行政主導でマスタープランと法規制のもとに都市計画が着実に推進されているとの報告であった。また都市計画実施過程で住民への情報公開、住民参加や住民への説得などがどのように行われているか、日本における現状とあわせ考える。
・都市計画は住民の暮らし易さが第一義か、観光客や来訪者の便益との関連は?
(住民にとってよいまちは観光客にもよいまちか、あるいは、まちづくりの半分は市民のために、半分は観光客のために、か?)
・まちの個性を意識しながら、市民合意を取りながら、行政主導で進められているまちづくりの実状を観察する。
B. まちの伝統・歴史とアイデンティティ…新旧の調和する生活空間としての中心街…
・古いものと、新しいものの調和に意を用いているヨーロッパ都市の姿・形をこの目で見る。
・まちづくり、都市計画はそれぞれのまちの歴史、法規制、社会構造の違いで一様でない。つまり世界共通の一つの方式はない。まちづくりにはそのまちのアイデンティティの確立が必要。
・まちの景観もそのまちのアイデンティティ確立に重要。市街地や地方の歴史的建造物の保存がどのようになされているか、実態を見る。
・景観に関する市民意識はどうか?景観の重要さに関する市民意識の醸成はどのようになされているか?