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以上の意見に集約されるこの自主研修旅行は、当事業の目的の一つ、自立的・継続的な国際交流の発掘というねらいに適うものであり、当事業の一環として位置付け、これを踏まえた第2ステップ「海外セッション」を企画することとする。

 

(II)ステップII(海外セッション)―実施計画

1. 趣旨(ねらい)

ステップI「黒部セッション・基礎編」及びワークショップの研修旅行等で欧州の事例に学んだ事は、彼我の相違点はいろいろあっても、まちづくりの根幹は世界共通であり、互いに学ぶものがあるということであった。例えば・花の活かし方について、自然条件、社会環境の違う外国の例(スネークの家庭における窓辺の飾り方)は日本にそのまま当てはめる事は出来ないかも知れないが、しかし、花をみんなで楽しむという考えがまちづくりにつながるという認識は共通のものである。

まちづくりや都市計画は各都市一様にはできない、だから各都市のアイデンティティが求められる。都市はこれからも留まることなく変貌を遂げていく、というウルム市M.シュテムスホーン氏の言葉は、まちづくりの課題を象徴的に表現している。草の根国際交流から学んだ事は大きく、この事業の意義を改めて認識させてくれる。

そこで、ステップII「海外セッション」では、黒部セッションで4都市の招請者から聞き学んだ諸々の事を具体的に実地で見聞し、更に理解を深化し、認識を高めることを狙いたい。具体的に列記すると

1] まちづくりと都市デザイン…都市マスタープランと都市計画の進め方・住民のための都市空間づくりの視点で…

2] まちの伝統・歴史とアイデンティティー…新旧の調和する生活空間としての中心街…

3] 観光開発…観光視点でのまちづくりをどのように進めているか…

4] 暮らしと水・花・食文化…花と緑と水を生かした潤いある都市空間づくり…

5] 住民参画のまちづくり…欧米社会で市民が持つパブリック精神が住民参加のまちづくりにどのように反映しているか…

 

 

 

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