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2] 2010年度新燃費基準達成ガソリン車

ガソリン乗用車及び軽・中量貨物車(車両総重量2.5トン以下)について2010年度の新燃費基準が定められており、この燃費基準を達成した自動車の新規登録台数は、1999年度は、全体の590万台のうち、134万台に達し、2002年度には推計で172万台に達するともいわれています。

3] 低排出ガス認定車

NOx、PM、炭化水素(HC)等の排出量が少ない自動車を、超低排出ガス認定車(★★★:最新規制値に比べ有害物質を75%低減させたもの。現在7型式)、優低排出ガス認定車(★★:同50%減で現在47型式)、良低排出ガス認定車(★:同25%減で現在121型式)と区分して、低排出ガス認定車の普及を推進しています。

 

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4] LPG自動車

液化天然ガス(LPG)を燃料とする自動車で、現在保有車両数は30万台程度とされています。LPG自動車は、ディーゼルトラックと同等のパワーをもち、家庭で使用されているプロパンガスでも走ります。黒煙を出さず、NOx排出量もディーゼル車に比べ、約6割削減できるとされています。タクシーに長年使用されているとともに、ディーゼルトラックの代替として、小型トラックへの適用が進められています。

 

コラム:環境自動車の導入に対する主な補助制度の概要

(1) 低公害車普及促進事業費補助

対象者:自動車NOx法特定地域又は公害防止計画地域を有する地方公共団体(低公害車を5台以上集中導入することが条件)

補助率:車両通常車両との価格差の1/2

(2) クリーンエネルギー自動車普及事業

対象者:上記の補助対象の導入を検討する民間事業者

補助率:車両通常車両との価格差の1/2以下

(3) トラックに対する低公害車導入促進事業

対象者:都道府県トラック協会の会員

補助率:

車両(リース)全日本トラック協会よりリース料の1/4

地方公共団体及び都道府県トラック協会の補助がない場合リース料の1/2

都道府県トラック協会よりリース料の1/4

車両(購入) 80万円

(4) 先駆的低公害車実用評価事業

対象者:ある程度走行距離が長いと想定される車両の使用者

補助率:車両価格の1/4

 

 

 

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